金曲獎2019(GOLDEN MELODY AWARDS 2019)の表彰式が6月29日に開催されました。GMAはアジアで最大級の音楽アワードで、C-POPにおいて1番権威のある賞とも言われています。


 今回のGMAの表彰式の中継を観ると、多くの常連ノミネートアーティストの姿がありませんでしたが、受賞されたアーティストの多くもまたメジャーなアーティストでした。

 そして、多くの賞にHip Hopやラップの曲がノミネートされたことは、C-POP HIP HOPが盛り上がっていることを証明しています。C-POP HIP HOPが成熟し、クオリティの高さは新たなステージに突入したことも意味します。ラップを聞くと、中国語と英語の音的な相性が良くて、やはりカッコいいなぁと感じます。

 最も注目は、やはり大賞の「年度專輯獎」(Album of the Year)と「年度歌曲獎」(Song of the Year)。今回受賞したのは、蔡依林Jolin Tsaiです。「年度專輯獎」では「Ugly Beauty(怪美的)」、「年度歌曲獎」では「?瑰少年(Womxnly)」がダブル受賞しました。「年度專輯獎」は、前作のアルバム「?(Play)」からの連続受賞となりました。

 今年デビュー20周年のJolinは、音楽においても、ファッションにおいても、常にトレンドの最先端を走っていて、中華圏を牽引する絶対的なカリスマ。パワフルに常に進化を遂げていて、近年ではダンスミュージックのリリースが多いです。日本では知名度は高くありませんが、アジアを誇る歌姫の1人で、今後も注目していきたいですね。

 今回ノミネートされた曲の中で、日本人アーティストが制作に参加している作品もありました。
また、パフォーミング・アーティストとして、日本の「ゆず」が登場しています。近年、日本アーティストの中華圏での活躍が盛んになりつつあり、音楽を通して交流、コラボレーションが楽しみです。(写真は、筆者であるアンジー・リーさん。中華エンタメ評論家・ラジオ茨城放送 毎日5:00-5:55「中国直行便」パーソナリティとして出演中)


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