中国人は外国製品を愛し、中国製品を好まないーー。これは多くの中国人に共通する考え方であり、それだけ中国製品が消費者から信頼されていないとも言える。
中国メディアの今日頭条は11日、中国人とは逆に「日本人はなぜ国産品を寵愛し、外国製品を好まないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず日本人は日本国産の食品を愛してやまないと指摘、その一例として日本人はたとえ価格が高くても国産牛肉を食べたがり、外国産牛肉の方が安くなっていると強調。その理由として国産牛肉は産地や品質レベルなどが一定で安心できるが、外国産はこうした点が消費者にとって分かりにくく不安感を抱かせるためだと論じた。

 続けて、日本人が日本製品を寵愛する2つ目の理由について、最も日本人を理解しているのはまさに日本企業であり、どんな外国企業よりも日本人にぴったり合った商品を提供できるからだと説明。たとえば日本の化粧品市場は非常に大きいが、日本市場で人気の化粧品ブランドのトップ10のうち大半は日本ブランドであることからも分かると紹介した。

 さらに3つ目の理由として、日本人は外国製品の優れた点を「良いとこ取り」した日本製品によって消費者のハートを掴んでいると説明、具体的な例として温水洗浄便座は日本の完全オリジナル商品というわけではなく、洋式トイレのデザインやヨーロッパのホテルのトイレに設置されているビデなどのアイデアを取り入れたイノベーション商品であると指摘。こうした要因によって、日本人消費者は外国製品より国産品を支持するのだと論じた。

 中国人が外国製品を愛し、中国製品を好まないのは、中国の製造現場や売り手を信頼していないからだと言えるだろう。中国の消費者たちは、「売り手側が最優先するのは利益であり、品質や消費者の利益は二の次、三の次と考えているに違いない」という根強い不信感が存在する。
  
 頻発する食品安全問題もこうした不信感を強める要因となっているが、日本で販売されている中国製品については「日本に出荷される時点で高いレベルでの品質管理が実施されているゆえに、たとえ中国製品であっても日本でならば安心して購入できる」という考え方が中国ネットユーザーの間に広まっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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