中国人の人気の旅行先と言えば、日本だが、負けず劣らず人気の国がタイだ。タイはリゾートも豊富で、値段も安く、食べ物もおいしい、中国人にとって一度は行きたい国の一つでもある。


 さて、そんな旅行先のタイから見て中国人はどう映っているのか。中国メディアの新浪網は、タイ人から見た韓国人、日本人、中国人の評価を挙げている。

 まずは、韓国人。一言でいえば「値切り上手」。どこでも、どんなものでもすぐに値切ろうとすることから、お土産物など、商売をする人たちはそう感じるのだろう。他にも、「どこでも大声で話す」などというコメントもあった。

 では、日本人はどうだろうか。一言でいえば「礼儀正しい」。そのマナーの良さはタイでも評判がいいようだ。中国メディアも「マナーが良く、細かいところにも気を配る」とコメントしている。たとえ旅行中であっても礼節を重んじる日本人はタイ人には「厳しい」と映ることもあるほどだ。

 最後に中国人。
一言でいえば「お金持ち」。他にも、「成金」、「ショッピング好き」などとも形容されていた。中国メディアはタイ側のコメントを紹介し、「一回の買い物に使うお金の量が多い」と評価している。お土産物などを買いあさる中国人旅行客はタイにも一定のインバウンド景気をもたらしているのだろう。

 一方で、中国メディアは旅行中の振る舞いについても述べている。「旅行中に現地の文化を尊重し、なるべく問題を起こさないように」、と注意を喚起している。

 以前ほどではなくなったにせよ、旅行先で「爆買い」する中国人は、海外のいろいろなところで経済的な恩恵をもたらしているようだ。一方で、こうした記事からも、旅行先での振る舞いについて自分たちがどう見られているのかも気にしているのが分かる。「旅行先では良いマナーで」と注意を述べているのが印象的だった。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


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