記事はまず、日本では落としたものが見つかることがあまりに多いので、落としたお金が戻ってくるランキングというのがあったら日本は1位になるかもしれないと紹介。東京とニューヨークを比べたある調査によると、東京では住民などによって落とし物として届けられたスマートフォンが88%であったのに対し、ニューヨークでは6%だったと紹介。財布が届けられた割合は、東京では80%、ニューヨークでは10%しかなかったというが、中国の場合、財布が届けられる割合は限りなく0に近いのではないだろうか。
では、日本人はそれほど「誠実」なのだろうか。記事は、落としたものを届けることは、日本では「習慣」になっているだけで「特別な動機があるわけではない」と主張している。むしろ、日本には独特の社会、教育、文化があるからではないかと分析している。
例えば、日本には交番が非常に多いので気軽に道を尋ねられるほど警察は身近な存在だ。そのうえ子どものころからお金を拾ったら交番に行くように教えられているので、拾ったものを届けることは「習慣」になっていると記事は主張している。さらに「人の目を気にする」国民性や「我慢強い」性格、そして自分勝手な行為ができない「集団意識の高さ」もあり、誰かが見ていなくても他人の物を盗ることはできないのだと分析した。
日本では実際、駅などには専用の忘れ物センターがあり、いかに一般化しているかを感じさせる。中国では落とし物を届けるという習慣がないので、届けようとしてもどこに届けたらよいか分からないほどだ。
【関連記事】
日本で見られた「些細なこと」は美しい景色よりも「さらに刺激的だった」=中国
ロシア人も日本を訪れると「驚く」らしい、ロシア人の目に映った日本=中国
日本の「偵察衛星」の性能は「世界最先端だ」・・・軍事面で活用できるはず=中国
日本のラーメンは「数々の美食を知る中国人すら唸らせる珠玉の一杯」=中国
まったく違う国と言っても過言ではない日本と中国、中国人から見た違いとは