記事は、1600年に日本に漂着したイングランド人のウイリアム・アダムスが、日本が非常に清潔で驚いていたと紹介。400年以上も前の日本人も「きれい好き」だったと指摘し、これは「仏教と神道」の影響が大きいと分析している。
そのうえで記事は、日本には現在数多くの種類の衛生用品があると紹介。「殺菌、除菌、抗菌」にはそれぞれ違いがあり、例えば、手指の消毒液で「菌を殺す」ことができ、除菌スプレーは「菌を取り除く」効果が期待され、抗菌で「菌の増殖を防ぐ」トイレ用掃除シートなどの製品もある。また、「菌を完全に殺す」滅菌アルコールもあると伝えた。これだけ様々な製品が出ているということは、それだけ日本には需要があるということだろう。
また、日本人の1日は清潔さと切っても切り離せないと指摘。食事の前にも、ペットに触った時、トイレに行った時、外から帰ってきた時やお金に触った時でさえ「手を洗う」と紹介。毎日必ず風呂に入り、服も取り換えると伝えている。記事は、ここまでくるとやりすぎであり、実際に過度の除菌でかえって子どもの健康を害していると指摘しているが、これは多くの中国人の感じ方を代弁しているのかもしれない。
とはいえ、日本で新型コロナウイルスの感染者数とその死者数が中国や欧米に比べてかなり抑えられているというのは、やはり衛生に気を配るきれい好きな国民性と関係があるように思える。東京での感染者数も増加してきているが、爆発的な感染拡大は何としても回避したいところだ。
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