海外から伝わり、今では日本の国民食となった料理の1つに「カレー」が挙げられる。本場・インドの料理とは全くの別物になったと言っても過言ではなく、中国でも「??(カレー)」といえば、本格的なインドカレーよりも日本のカレーのほうがメジャーなほどだ。
中国メディアの今日頭条は4日、カレーライスが日本で国民食になった理由を紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国でカレーというと「タイ風か日本風」のどちらかだと紹介。日本のカレールーは普通のスーパーやネット通販でも販売されており、作り方が簡単なためか自分で作って食べる人も少なくなく、中国人の生活にもかなり浸透していると言えるだろう。

 それにしても、なぜはるばるインドからカレーが日本に伝わったのだろうか。記事は、カレーはインドから直接日本に伝わった料理ではないと紹介。当時インドを統治していた英国から、開国を期に西洋料理として日本に伝わり、当時の日本海軍で定期的な食事として採用されたが、レシピを学んだ兵士が家庭にも伝えたことで普及したと伝えた。その後更なる改良が加わり今の形になったという。

 記事によると、中国人の味覚はインドカレーよりも日本カレーの方が合うそうだ。インドカレーは辛さが大体決まっているのに対し、日本のカレールーは様々な辛さのルーが販売されていて選ぶことができ、野菜を煮ることでとろみも出て、インドカレーよりも甘みがあるからだとしている。

 記事に対するコメントにも、日本のカレーが好きだという声が多く寄せられていた。ある人は日本の方がマイルドで、スーパーでルーが売っているので気軽に作ることができるので気に入っているとコメントしている。日本のカレーは、本場・インドとも、タイカレーとも違い、独特のおいしさで中国人の心をつかんでいるようだ。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
「中国高速鉄道は世界一」だと? その主張には「致命的な過ち」がある=中国報道
これが日本の農業か・・・白菜の収穫まで機械化されているなんて=中国報道
凄すぎるホンダ・フィット、「パクりたくてもパクれないほど凄い」=中国
日本の引っ越し業者はまさに「プロ」、中国ネット「我が国では物を盗まれるのに・・・」=中国報道
航空機の分野で「弱い」と思っていた日本、いつの間にか「こんなに強くなっていた」=中国
編集部おすすめ