中国の30代、40代の世代は、子どものころに日本の影響を強く受けてきたという。日本の有名な漫画本を買い、テレビで日本のアニメを見て、日本のテレビゲームに興じ、日本のドラマを見て育ったと中国人筆者は自身について紹介している。今の中国では外国のアニメがほとんど放送されなくなり、中国アニメが流れるようになったため、むしろ最近の子どもや若者の方が日本文化の影響が少ないと言えるだろう。
そんな日本文化の影響を受けて育った筆者にとって、日本旅行へ行くことは自然なことであり必然だったようだ。人によって日本旅行の目的は美食であったり流行ブランドを買うことであったりと様々だが、中国から近い日本は行く価値があるとしている。
日本を訪れた筆者は、複雑な地下鉄を利用し、古い寺でおみくじを買い、新宿のネオン街を見て回り、深夜まで居酒屋に入り浸ったと紹介。いずれも、日本のアニメやドラマで見る光景で、日本に来たからには実際に体験してみたいという心理もあったのだろう。筆者自身は、最もはまったのは「日本のラーメン」だそうで、「この良さは経験してみないとわからない」と表現している。
日本文化は、これまでなかなか崩せなかった中国人の日本に対する気持ちの垣根を壊してくれたと言えそうだ。おかげで日本に来たことがなくても日本に親近感を持つことができ、日本に来れば日本の良さをより肌で感じることができている。日中の関係改善に文化が果たす役割は大きいようだ。
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