日本原産の犬といえば、柴犬、秋田犬、北海道犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬の6種類だが、中国では近年、「柴犬」の人気が非常に高くなっている。中国メディアの百家号は22日、「なぜ日本の柴犬は値段が高いのか」と問いかける記事を掲載した。
6つの理由があるとしている。

 1つ目の理由は「外国産」であること。中国にとって柴犬は「先進国から来た犬」ということで高くなると指摘した。2つ目の理由は「血統の規格化」で、これにより安定した品種となり、血統証明書もあるので必然的に値段は高くなるという。

 3つ目は「ネットで流行していること」。柴犬の表情は豊かで、とても面白く、ネット上で人気になっているそうだ。
それで一種の流行ともいえ、流行を追うのは人の常だと論じた。4つ目は「ペット業界による宣伝」で、人気が出るとビジネスに利用されるものあり、ペット業界ではあの手この手で価格を釣り上げていると分析した。

 5つ目は「需要は大きいが供給は少ないこと」。柴犬はきれい好きであまり吠えないので飼いたいと願う中国人は多いとしながらも、繁殖能力には限りがあり、需要に供給が追いついていないという。最後は「中間業者の存在」で、ブリーダーから直接買うとそれほど高くないが、ペットショップで買うと高額になると指摘。中間業者の利ざやが大きいためだと分析した。


 人気の高い犬種の値段が高くなることは必然のことであり、やむを得ないことだろう。豊かになった中国では最近、空前のペットブームが起きているといわれるが、ブームに乗って飼い始めたものの、引っ越しの際に捨てられたり、世話が面倒になって捨てられたりするペットも少なくなく、日本や欧米と比べるとペットに対する愛着が希薄な人が多いのかもしれない。ペットを飼うからには最後まで責任をもって飼ってもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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