記事はまず、「実は日本と同じように中国の子どもたちも学校や幼稚園のトイレで用を足したがらない」と紹介し、便意を催しても家に帰るまで我慢する子どもは少なくないと紹介した。一方、日本のトイレの清潔さは中国でも広く知られているが、日本でも「学校で用を足す」ことを嫌がる子供は少なくないらしいと紹介し、「なぜ日本の子どもは学校の清潔なトイレで用を足したがらないのか」と疑問を投げかけた。
続けて、日本の子どもたちが「学校の清潔なトイレ」を使わない理由は「恥ずかしいから」だと紹介、日本の子どもにとってトイレは「下品」な行為に映るらしいと分析した。特に女の子にこの傾向が強いとしている。2つ目は、「クラスメイトから笑われる」からだとし、子どもたちは誰かを笑いものにする傾向があるが、トイレによく行く子どもはその対象になりやすいと説明した。
3つ目の理由は、「時間が足りない」から。授業の休憩はわずか10分で、お昼の休憩は給食を食べるのでトイレに行って用を足す時間がないと指摘。トイレに行っていて授業に遅れたりでもしたらみんなから笑われるので、できるだけ我慢するとしている。4つ目は、「緊張している」から。ゆっくりと用を足したい子どもは多いが、学校では順番待ちで列ができ急かされることがあるので、緊張してしまうのだという。
最後に記事は、「日本の例を見れば、子どもが学校のトイレで用を足したがらないのは、トイレが汚いなどの環境の問題ではないことが分かる」と主張し、本質は「心理的な問題」にあると分析した。
トイレで用を足すことは生理現象であり、我慢すると便秘などの問題になりやすい。子どもたちが学校でも気兼ねなくトイレに行けるような雰囲気作りが大切なのは日本と中国に共通する問題のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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