記事はまず、日本はかつて遅れた国だった当時に中華文明から多くを学んだと紹介。遣隋使や遣唐使の時代には制度、漢字、服飾など多くを導入したほか、後の勘合貿易を通して明からも多くを学んでいるという。それで中国の日本史専門家は、「日本は中国を模倣することで、遅れた一地域から文明世界の一員に加わることができた」と分析していると伝えた。
そして、日本人の「知識欲」こそ、外国の進んだ文明を学ぶ源になっていると分析。この知識欲があるので、外国からの圧力に面しても積極的な対応ができるのだと説明した。
近代においては、日本は西洋諸国から多くを学んだと紹介。早くも江戸時代には「蘭学」が起こり、西洋の知識を取り入れていたほか、明治維新後は「文明開化、殖産興業、富国強兵」を実行し、挙国体制で西洋から学び、わずか数十年で全面的な西洋化を成し遂げたと伝えた。それで専門家は、「優れた西洋の経済や軍事に対して日本のようにすばやく反応し、取り入れることに成功した国はほかにない」と評価しているという。
また記事は、日本は外国から学ぶ際に、「日本にとって有益なものは取り入れるが、無益なものは取り入れない」と見事に選択をしてきたとも分析。そして、日本は外国の文化や思想を更に改善して、最適化することに長けており、実用化するのがうまいと称賛している。中国も模倣に長けていると言われるが、日本の模倣や学ぶ姿勢とはずいぶんと異なっていると言えそうだ。
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