記事は、「お化け」が人びとによって非常に恐れられている存在である一方、実際にその姿を確認することは不可能であり、すべて空想の産物なのであると紹介。
その上で、中国のお化け屋敷は、薄暗い照明の中、壁に銅の鏡が掛けられ、化粧台に木の櫛が置かれているというのがお決まりのパターンであると指摘。壁にはたくさんの血糊や血の手形がついているものの、ちょっと見れば単にペンキで塗っただけのものであることが分かるとした。
そして、カップルで入るケースが多く、男子が男らしさを見せようと思って彼女を連れて中に入るも、彼氏の方がビビってしまい彼女を置いて出てきてしまう、あるいはパニックになって他人の彼女の手を握って出てきてしまうといった笑い話のネタとして扱われることがしばしばあると説明し、「中国のお化け屋敷はまさに、単なる娯楽の場所なのである」と評した。
一方で、日本のお化け屋敷については「非常にリアルで臨場感がある」とし、廃墟となった病院や狂人の収容施設などが舞台として用いられ、全体的に実に気味の悪い空間が作り上げられており、「寒い日でなくても、身の毛がよだつ感覚がある」と紹介した。
また、顔面蒼白のナースや薄気味悪い赤ん坊など登場する「お化け」もリアルな不気味さを帯びているため、肝っ玉が小さい人はスタート地点から一歩も進めない可能性があると説明。
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