中国のポータルサイト・百度に27日、「日本人のゴミに対する執念がついに地球を突破し、宇宙でもゴミの掃除に取り掛かり始めた」とする記事が掲載された。

 記事は、日本の環境保護、衛生環境保護に対する取り組みが世界トップクラスであり、特に環境汚染を防ぎ資源のリサイクルを促進するゴミの分別回収の徹底ぶりはしばしば世界のメディアによって紹介されると伝えた。


 その上で、日本人が持つ衛生観念が宇宙の分野にまで到達しており、スペーズデブリの除去に取り組む企業や関連の研究プロジェクトが日本には数多く存在すると紹介。将来、日本から世界をリードする「宇宙の清潔を保つ専門家」が続々と誕生することになるかもしれないとした。

 そして、日本企業のアストロスケールによるデブリ除去衛星ELSA-dが22日に、ロシアのソユーズロケットによって宇宙に打ち上げられ、デブリの捜索、捕捉やクリーンアップに必要な技術の実証実験が始まると伝え、ELSA-dは模擬デブリを宇宙空間で捕捉する試験を3回行い、その後模擬デブリとともに大気圏に突入して燃え尽きる予定であると説明した。

 記事は、現在地球に近い軌道には8000トン近くのデブリが浮遊しており、気象情報や電気通信、GPSシステムなどさまざまな衛星サービスや科学研究に著しい影響を与えることが懸念されていると紹介。今後さらに地球に近い軌道に多種多様な衛星が打ち上げられることが見込まれ、「打ち上げから片付け」までが宇宙開発のテーマになるとともに、デブリのクリーンアップは将来大きな成長が見込まれる産業の一つになるだろうとの見方を示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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