
時を同じくしてセブンカフェでは4日から値上げを実施。
アラビカコーヒー豆100%使用をそのままに、香りの高い豆の配合量を増やしたほか、焙煎を従来のトリプル焙煎(3段階焙煎)からクワトロ焙煎(4段階焙煎)へと進化させて、より奥行のある味わいに仕立てた。
一番の刷新ポイントは抽出方法で、お湯の量を1ml単位あるいは0.1秒単位で調整して注ぎ分けることができる現行マシンの機能を活用し、きめ細かく設定することで同一のコーヒー豆で3つの味わいでの提供を可能にした。
一番の刷新ポイントは抽出方法にある。 今回の刷新はブラックコーヒー細分化の動きでもあり、その背景には生活者のコーヒーに求める味覚水準の向上や嗜好の多様化にある。
4日発表したセブンーイレブン・ジャパンの園田康清商品本部デイリー部FF・冷凍食品シニアマーチャンダイザーは「お客様の嗜好の奥行きがどんどん深くなっている傾向にある。コロナ禍でご自宅でコーヒーを飲まれる方が増え、コロナ禍で特に伸長したレギュラーコーヒーでは比較的付加価値の高いもの、よりおいいしものが求められる傾向にある」と説明する。
今年5月24日に発売開始した「高級コロンビア・スプレモブレンド」が好スタートを切るなどセブンカフェの高付加価値コーヒーの販売も年々伸長していることから「セカンドブラック(高付加価値コーヒー)とあわせて、さらにコーヒーマーケットを広げていきたい」と意欲をのぞかせる。
