
福井常務は「共成という言葉に、個人や組織が協力しながらともに成長し、成功を収めるという思いを込めた」と説明。「地域と県外の小売業がともに成長し、地域の魅力を高め合えるような提案力を備え、売上拡大を目指す」と力を込めた。
現在の支社・支店体制はエリア体制へと再編する。営業・管理・物流のあり方を変えるため、プロジェクトを組み新しい組織作りを進めている。
低温物流に関しては9月に「兵庫低温センター」(兵庫県小野市)が本格稼働する。冷凍500坪、冷蔵250坪、1300パレットを保管する規模を持ち、兵庫県と大阪府をカバーする。「増えている低温へ対応しながら既存得意先の部門開拓を強化する」狙いだ。
近畿旭友会・岡村由紀子会長なお、近畿支社の25年3月期の売上高は前年比4.5%増の1687億円。支店別では大阪が5.6%増の718億円、和歌山が0.4%減の320億円、京都が5.2%増の360億円、神戸が6.9%増の288億円。
会には、会員企業と旭食品の社員など235人が参集。新規会員としてハナマルキ、イトメン、おやつカンパニーの入会が承認された。
冒頭、あいさつに立った岡村由紀子会長(味の素執行理事大阪支社長)は、高知が舞台となっているNHKの朝ドラ「あんぱん」を引き合いに、「いつでも、どこにでも飛んでいき、困っている人を食で助けるアンパンマンの正義は旭食品に通じる。