
5月12日から同28日かけてはネスカフェ三宮(兵庫県神戸市)でも同メニューを提供した。
20代後半から30代のコーヒーライトユーザーの獲得がアレンジレシピ提案の狙い。
この日、取材に応じた飲料事業本部液体飲料ホワイトカップ&ミロビジネス部の吉岡修平ブランドマネージャーは「気候変動に合わせて多くの方々がアイスコーヒーを飲まれている。特に20‐30代の方々は、カフェでブラックコーヒーではなく、フローズンドリンクや新たなアレンジメニューでアイスコーヒーを楽しまれている。コーヒーのブラック・ホワイトという枠組みを超えて多様な飲まれ方が広がっている」との見方を示す。
飲料事業本部液体飲料ホワイトカップ&ミロビジネス部の吉岡修平ブランドマネージャー 飲み方の多様化や暑さを感じる期間の長期化を背景に、濃縮コーヒー市場が拡大していることにも着目する。
インテージSRI+によると、同市場は金額ベースで2020年から24年までの4年間で約1.5倍に拡大した。
拡大する市場に向けて、自由自在に多様なレシピが楽しめることを訴求する「ネスカフェ エスプレッソベース」を投入して間口(飲用層)拡大を図る。
「甘さひかえめ」と「無糖」の2品をラインアップし、2品とも1本(500ml)で推奨のつくり方で約15杯分が楽しめるようになっている。
今回考案した50種類のアレンジレシピには「多くの方々に今までの概念に囚われないアイスコーヒーの楽しみ方を知っていただき、コーヒーをもっと楽しんでいただきたい」との思いを込めた。

スーパーや量販店などの売場では「濃縮飲料売場に採用されているほか、パッと必要なものを買いに来られた方が目に留まるようにサイド什器などを用意し、採用いただいているお店もある」と述べる。
3月1日の発売開始後の滑り出しは上々という。
「新しい飲み方にチャレンジできるということで“すごく面白い”というご評価をいただいている」と語る。