
同ボトルは、メジャーリーグベースボール(MLB)とのコラボ商品。
コレクション性も打ち出し売場面積の拡大を見込む。
4日開催されたイベント「健康ミネラルむぎ茶」ドリームマッチ2025で囲み取材に応じた「健康ミネラルむぎ茶」ブランドマネジャーの黒岡雅康氏は「コレクション性も期待して、ぜひ消費者の皆様には集めていただきたい。売場もしっかり盛り上げていく」と力を込める。
イベント「健康ミネラルむぎ茶」ドリームマッチ2025でゲストに招かれた五十嵐亮太さん(右)、川﨑宗則さん(左)、笑福亭鶴瓶さん(中央右)と、伊藤園の黒岡氏
MLBコラボの狙いは、スポーツシーンでの飲用の定着化、ひいてはブランド強化にある。
「汗をかくシーンは暑さのみならずスポーツのシーンもある。スポーツと麦茶飲料というイメージを形成していくのが狙い。MLBコラボにより、麦茶飲料がこれからの暑い時代の新しい飲み物と受け止められ鮮度感を高めていきたい」と語る。
温暖化にも着目する。「健康ミネラルむぎ茶」は気温の高まりに伴い販売が拡大する傾向にある。
同社調べによると、25℃を100の販売とした場合、「健康ミネラルむぎ茶」は27℃で1.3倍、真夏日の31℃で2.2倍、猛暑日の35℃で3.1倍に跳ね上がる。
「30℃を超えると水(ミネラルウォーター)の伸長が止まり、スポーツドリンクと麦茶が伸びていくが、35℃以上になるとスポーツドリンクの伸びが少し鈍化し麦茶が伸び続けていく」と説明する。
この傾向により、「健康ミネラルむぎ茶」の今年の販売動向は6月から拡大。「年初から5月頃までは雨も多くて足踏みしていたが、6月から急に天候がよくなりV字回復している」という。
MLB商品コラボ発売開始に伴い、TVCMやWEBCM、プレゼントキャンペーンを実施して話題発信と需要喚起を図っていく。
コミュニケーションのメインコピーには“地球があつい日は、麦茶がうまい”を掲げる。

「黒豆麦茶」は、麦茶飲料に求められる多様化の動きを受けて3月31日から発売している。「少し甘みの強い麦茶を好まれるお客様、特に女性のお客様に向けて開発した」と説明する。
MLBコラボ商品計30種類の内訳は、「健康ミネラルむぎ茶」(650ml・670ml・2L)がアメリカンリーグ13球団、「健康ミネラルむぎ茶」(1L)がインターリーグ(アメリカンリーグとナショナルリーグ)4球団、「黒豆麦茶」(650ml・670ml・2L)がナショナルリーグ13球団となっている。