
会場入口にはキャンペーンに賛同した企業・団体20社がプロジェクト活動をパネルで紹介。野菜摂取量が測定できるベジチェックも設置された。
プロジェクトを代表してカゴメの山口聡社長は、「1日の野菜摂取目標量の350gを目指し、2020年からキャンペーンを行っている。野菜不足を認識していない人が多く、まずは野菜不足を自覚してもらい、上手な摂り方など様々な施策を行っている。野菜不足をゼロにするには、カゴメ一社の力では限界があり、様々な企業とプロジェクトを立ち上げ、各社の特色を生かしたユニークな企画が出揃った。
左からなすなかにしさんの2人と松村沙友理さん、武見ゆかり教授5年間で160件の企画を行い、12万人に体験してもらい、延べ1億3000万人に野菜摂取を呼びかけてきた。今後も様々な活動を通じて、野菜摂取を大きなムーブメントにして行きたい」と挨拶した。
農林水産大臣政務官の庄子賢一氏は、「野菜は生活に欠かせない栄養素を含んでいる。残念だが昨年の1日の野菜摂取量は過去最低だった。ベジチェックにより野菜摂取量を可視化し、少し多めに野菜を摂ることが実践できればと思う」など語った。
トークセッションではお笑いコンビのなすなかにしさんの2人と松村沙友理さん、女子栄養大学の武見ゆかり教授が登壇し、「血圧が気になるお年頃に野菜のチカラ」をテーマに、食事へのこだわりに関するエピソードや日頃から意識している野菜の摂り方など披露。

フォーラムを終えて山口社長は「フォーラムは今回で2回目の開催だったが、農水省と厚労省から行政支援を頂き、内容的にも更に充実した。プロジェクトの賛同企業・団体は、従業員による野菜摂取運動や社内食堂での野菜メニューの拡充など、それぞれが独自の活動を行っており、当初に比べて輪郭がはっきりしてきたため、長く続く活動になると思う」など語った。