明治は、美容訴求素材としてカカオに着目した新商品「カカオボーテゼリー」を7月29日から応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で販売開始している。9月18日までの期間限定。


チョコレート原料として知られるカカオを“果実”として捉え直し、食と美容の融合による新たな価値創出を狙う。

グローバルカカオ事業本部カカオ開発部の渡部紘子氏は「カカオと100年近く向き合ってきた当社だからこそ、チョコレートだけではない新たな提案を通じてカカオの経済価値を高め、生産地への還元にもつなげたい」と語る。

商品の中核となるのは、明治が独自開発した2種のカカオ由来成分。「カカオセラミド」は、保湿にかかわるヒト型遊離セラミドを多く含む素材で、同社がカカオの未利用部位(カカオニブやハスク)から世界で初めて素材化に成功した。「カカオフラバノール」はポリフェノールの一種で、ベトナム産カカオ由来の赤みを帯びたエキスとして抽出し、甘酸っぱくフルーティーな風味が特長だ。

同商品は1本当たり20k㎈・脂肪ゼロで、人工甘味料不使用。ビタミンCを1日分配合し、朝や入浴後など日常に取り入れやすいゼリー形状。

開発の背景には、韓国を起点としたインナーケアトレンドやSNSを通じた美容意識の高まりがある。「美容成分をおいしく摂りたい」というニーズに対し、“カカオの会社”ならではの視点で応える。今後は独自開発の「カカオビネガー」をはじめ、新素材の開発・用途拡大を推進する方針。

「カカオボーテゼリー」は営業、開発、研究の各部門から有志が集まった社内横断プロジェクト「meiji CACAO BEauty Project」の第1弾製品。14本入りで通常価格税込3600円。
編集部おすすめ