新たな提案として「食品のプラントベースシリーズでの備蓄提案強化」を挙げている。有事の際、ヴィーガンやプラントベースを志向する人に向けて、プラントベースシリーズのレトルトカレーやパスタソース、スープでの「ローリングストック」提案を強化し、緊急時でも手軽においしく食べられる商品の特徴を訴求。植物性油脂は動物性油脂に比べ融点が低く、油が固まりにくいため、常温でも美味しく食べられるメリットを生かす。
商品はカレー4品(「大豆ミートのキーマカレー」「3種豆のベジタブルカレー」「大豆ミートのほうれん草カレー」「野菜と豆のマッサマンカレー」)、パスタ3品(「赤ワイン香る大豆ミートのボロネーゼ」「黒コショウ香る豆乳カルボナーラ」「ガーリック香るトマトのソース」)、スープ2品(「ごろっとお豆のチリトマトスープ」「ごろっと根菜のスープカレー」)。全アイテムで賞味期限2年。
昨年の備蓄向け商品の動向は、能登半島沖地震の影響により1~3月を中心に大きく拡大し、前年比157%と大幅増を達成。今年も備蓄カテゴリーは各地の天災や報道影響により出荷は底上げ傾向で、上期累計114%と好調に推移した。株主優待品として、「これイチ長期缶」やトマトのスープが新規採用になるなど裾野が広がり、流通からは「保存できる野菜」の価値に加えて、味覚に関しても高く評価された。