キユーピー社長が出前授業 母校でマヨネーズ教室
児童と給食をともに
キユーピーは3日、出前授業「マヨネーズ教室」を墨田区立小梅小学校で6年生を対象に実施した。講師を務めたのは髙宮満社長で、同小は母校でもある。
研究開発部門でマヨネーズの開発を担当した経歴を持ち、同教室の講師資格「マヨスター」も取得している。なお、今年は「キユーピー マヨネーズ」発売100周年と同校創立105周年が重なる記念の年に当たる。

髙宮社長はあいさつで、「小学校卒業から50年以上経つが、今日は一緒に過ごせるのを楽しみにしている」と述べた。授業始めに児童の質問に答える時間が設けられ、「小さいころの夢は相撲の行司」と回答し、「夢は叶わなくても思い描くことに意味がある。大人になっても大切にしてほしい」と伝えた。

児童は講義でマヨネーズについて学んだ後、卵黄と油、酢を混ぜて手作りに挑戦。市販品との違いを比べ、乳化の仕組みや食材への理解を深めた。実習後には児童と給食をともにし、楽しいひとときを過ごした。

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児童と給食をともに髙宮社長は今回の出前授業を振り返り、「母校でマヨネーズ教室ができるなんて、この機会をいただけて良かった。100周年と105周年が同じ年というご縁に感謝している」とコメントした。

「マヨネーズ教室」は2002年の開始以来、延べ12万人(25年5月時点)の子どもが参加。現在、240人の社員が「マヨスター」を取得している。
今回の特別授業は、社長自身の原点である母校を舞台に、子どもたちと直接ふれあい、2030年に掲げるグループのありたい姿「子どもの笑顔のサポーター」を体現するものとなった。
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