同社は23年10月に東海キヨスクとJR東海パッセンジャーズ(CP)が合併。
加藤社長によると、24年度は「ワンストップ店舗」「FC(フランチャイズビジネス)による駅ソトへの出店」「店舗の業態転換」「競合店とのMD上の差別化」の四つを重点テーマに、個店営業力の強化や店舗の最適配置を推し進める。
「ワンストップ店舗」では、自社競合状態にある旧キヨスク店舗と旧CP店舗を一つにまとめ、売れ筋商品への集約と取扱商品の拡充を行うことで、旧2店舗の合算よりも高い売上効果の実現を目指す。
「FCによる駅ソトへの出店」については、駅ナカが飽和状態となっているなか、新たな収益の創出を狙いに外食FCジーとして駅ソトに活路を広げようというもの。当面は「Soup Stock Tokyo」での展開拡大を進めるが、新たなFC加盟も模索中で具体的物件を詰めている状況だ。
「店舗の業態転換」は、駅ナカにおける人流や利用者ニーズにマッチした店舗の再配置が主眼。
「昨年度は、他のJR系駅ナカ事業者と連携して販売したおまけカード付菓子『鉄道チップス』が好評だった。このような提案をぜひともしていただき、WINWINの関係を構築していきたい」と語った。