ブンデスリーガ第5節が24日に行われ、MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは、敵地でバイエルンと対戦した。長谷部と鎌田はともに4試合連続のスタメン出場を果たし、長谷部はフル出場、鎌田は45分までのプレーにとどまった。


 試合開始早々の1分、バイエルンにアクシデントが発生。方向転換をしようとした際、芝に足を取られて足首をひねったアルフォンソ・デイヴィスがプレー続行不可能となり、3分にリュカ・エルナンデスとの交代でピッチを後にした。

 バイエルンは10分、敵陣で細かくパスをつないで相手を揺さぶると、最後はキングスレイ・コマンのラストパスからフリーになったロベルト・レヴァンドフスキが左足を振り抜く。エースはゴール右下隅に突き刺し、ホームのバイエルンが先制した。

 26分、バイエルンがセットプレーで追加点を獲得する。右サイドのコーナーキックからジョシュア・キミッヒがアウトスイングのボールを供給すると、レヴァンドフスキが頭で合わせてゴール左下に流した。


 2点のビハインドで折り返したフランクフルトは、後半の頭から鎌田に代えてアミン・ユネスを投入。鎌田は攻撃の起点となる場面もあったが、チーム全体として噛み合う場面は少なく、決定的なシーンを生み出すには至らなかった。

 バイエルンは60分、フランクフルトを突き放す3点目を奪う。ドウグラス・コスタが長谷部とトゥタの間に上手くポジションをとったレヴァンドフスキにパスを通すと、エースはトラップから右足でゴール右下隅に流し込んでハットトリックを達成した。さらに72分、バイエルンのレロイ・サネが“前任者”アリエン・ロッベンを彷彿とさせる強烈な一撃をお見舞い。右サイドからのカットインで左足を振り抜き、強烈なゴールを左隅へと突き刺した。


 フランクフルトは82分、相手の中途半端なバックパスからバス・ドストがゴールに迫ったが、これは相手GKマヌエル・ノイアーに間一髪のところでクリアされた。バイエルンも86分、レオン・ゴレツカが相手GKとの一対一を迎えたが、ループシュートは不発に終わった。

 すると90分、バイエルンは17歳のジャマル・ムジアラがこぼれ球を押し込んで5点目を獲得。試合はこのまま終了した。バイエルンはリーグ戦3連勝で今季4勝目、フランクフルトは今季初黒星を喫した。次節は31日に行われ、フランクフルトはホームでFW大迫勇也が所属するブレーメンと、バイエルンはアウェイでケルンと対戦する。


【スコア】
バイエルン 5-0 フランクフルト

【得点者】
1-0 10分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
2-0 26分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
3-0 60分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
4-0 72分 レロイ・サネ(バイエルン)
5-0 90分 ジャマル・ムジアラ(バイエルン)