13日、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が再任した。クラブ公式サイトで発表している。


 スペイン紙『マルカ』によると、レアル・マドリードの会長選挙には複数の候補者が立候補していたが、必要な書類を期限内に提出できたのはペレス会長のみ。そのため、レアル・マドリードの選挙管理委員会は現地時間13日0時1分、「フロレンティーノ・ペレス氏をレアル・マドリードの会長として宣言する」議事録を署名した。なお、任期は2025年までとなる。

 現在74歳のペレス会長は1999-2000シーズン終了後の会長選で初当選を果たすと、次々に大型補強を敢行。現指揮官の元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏のほか、元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏や元ブラジル代表FWロナウド氏、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏らを獲得し、“銀河系軍団”と称された豪華メンバーを揃えた。しかし、2005-06シーズン途中、2年連続での無冠が濃厚となったことで辞任を表明。
“第一次ペレス政権”は終焉を迎えた。

 ペレス氏は2009年6月に2度目の会長就任が決定。レアル・マドリードは同年夏、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユヴェントス)や元ブラジル代表MFカカー氏を獲得し、新・銀河系軍団を形成した。“第2次ペレス政権”発足以降、チームは3度のリーガ・エスパニョーラ制覇を達成。また、チャンピオンズリーグでは2014年に12年ぶり10回目となる優勝を果たすと、2016年から2018年にかけては前人未踏の3連覇を成し遂げた。

 最近は本拠地『サンチャゴ・ベルナベウ』の大規模改修やコロナ禍の影響もあり、移籍市場では目立った動きを見せていないレアル・マドリード。
それでも、フランス代表FWキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)やノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(ドルトムント)の獲得に動いているという噂は絶えず流れており、今夏の動向にも注目が集まるところだ。