チェルシーのトーマス・トゥヘル監督がレスター戦を振り返ってコメントした。

 チェルシーは15日、FAカップ決勝でレスターと対戦。
ウェンブリースタジアムで行われた試合では約2万人の観客を入れて試合が行われた。

 攻守の切り替えが早い強度の高い試合展開に。スコアレスで迎えた63分、MFユーリ・ティーレマンスがミドルシュートを突き刺しレスターが先制に成功。対するチェルシーも78分にDFベン・チルウェル、87分にMFメイソン・マウントのシュートが枠をとらえるもGKカスパー・シュマイケルがはじき出す。さらに89分にはDFチアゴ・シウヴァのパスからチルウェルがネットを揺らしたがこれはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入の結果オフサイドでノーゴールの判定となり、リードを守り切ったレスターがFAカップ初優勝を果たした。

 試合後トゥヘル監督は「失望している」とコメント。
パフォーマンスには一定の評価を下しつつ試合を振り返っている。

「もちろんがっかりしているが、自分たちのパフォーマンスや選手たちに怒っているわけではない。この試合でのパフォーマンスは、勝つために十分なものだったと思う。今日はシンプルにアンラッキーだった。このレベルでの戦いでは運も必要だということは周知の事実だ。いつだってある種の勢いやディテール、決断力が求められる」

「我々はよく守っていた。
アグレッシブなカウンタープレスをしかけ高い位置で守っていた。ヨーロッパでも随一の攻撃的なチームを相手にカウンターもチャンスもほとんど許さなかった」

 チェルシーは2シーズン連続で決勝進出もわずかに届かずどちらも準優勝。「決勝に行ってもトロフィーをもって終わるとはかぎらない」と肩を落とすトゥヘル監督は「優勝に値したと思う。だがOKだ。今日はツイてなかったと受け入れるよ」とコメントした。