ウルヴァーハンプトンに所属する韓国代表FWファン・ヒチャンが、プレミアリーグでのプレーなどについて語った。11月1日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えた。


 現在25歳のファン・ヒチャンは、ザルツブルク時代にノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(現ドルトムント)や日本代表MF南野拓実らとともに躍動。2020年夏にライプツィヒへと完全移籍したが、新型コロナウイルス感染の影響もあって目立った活躍を見せられず、今夏に買い取りオプションが付随した期限付き移籍でウルヴァーハンプトンに加入した。

 ウルヴァーハンプトンではデビュー戦となったプレミアリーグ第4節ワトフォード戦で移籍後初得点を記録すると、第7節ニューカッスル戦では2ゴールの活躍。第9節リーズ戦でもネットを揺らし、ここまでチームトップの4ゴールを挙げている。

『テレグラフ』紙のインタビューに応じたファン・ヒチャンは、「僕は幼い頃、パク・チソン(元マンチェスター・U)やソル・ギヒョン(2004年から2006年までウルヴァーハンプトンに在籍)のような選手を見て育った。彼らをテレビで見るのは夢のようだったし、プレミアリーグでプレーし、得点することができて、僕の夢が現実になったような気がする」と、世界最高峰のリーグでプレーする喜びを語った。


 また、同選手は「ソン・フンミン(トッテナム)を見て多くのことを学ぶことができる」と、プレミアリーグで世界屈指の選手に成長した同胞から刺激を受けていることを明かした。続けて、「まず第一にハードワークが重要だ。ブルーノ・ラージ監督からは、毎日コンスタントに取り組むよう言われているし、それが最高の選手の一人になるために必要なことだ。それはすべての選手の目標であり、僕にとって決して揺らぐことのない目標だ」と目標を掲げている。

 続けてファン・ヒチャンは、2018年に行われた第18回アジア競技大会にも言及。U-23韓国代表の一員として参加し、決勝のU-21日本代表戦では決勝点を挙げてチームに金メダルをもたらした。
「本当に苦労したよ。ピッチは良くないし、とても暑かった」と振り返り、「金メダルを獲得できたことに感謝している。結果的には兵役が免除されたが、そこに焦点が当てられたことは一度もなかった。兵役免除は僕たちの考えにはなく、勝つことが目標だった」と語った。

 さらにファン・ヒチャンは、ドルトムント移籍後も驚異的なペースで得点を量産するハーランドについてもコメントし、「世界で最も優れた選手の一人になるだろうと感じていた。彼は常に努力を怠らず、自分を追い込んでいた。
彼は今、素晴らしいクラブにいるよね。僕は本当にハーランドのファンなんだ」とその才能を称賛している。