日本代表FW前田大然(横浜F・マリノス)が、8日にメディア対応を行なった。

 FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選2勝2敗の日本代表。
11日に行われるベトナム代表戦について、前田は「簡単な試合ではないですし、苦戦しているイメージもあるので、払拭したいと思います」とコメント。また「パスを回して相手を崩すことが日本の得意な部分。うまくブロックを崩せればいいですし、自分が出場するということはゴールを決めるのが課されていることだと思っています」と心境を明かした。

 直近のリーグ戦ではハットトリックを達成し、得点王ランキングで首位に立つ前田。今季リーグ戦21ゴールを挙げたことについて同選手は「五輪で僕含め、攻撃陣が点を取れなかったことが、チームに帰ってゴールへの意識をより強くさせたことの要因だと思います。そこを見てほしいです」と告白。
続けて「取らないといけない思いは今までもありましたが、より強くなったと思います。チームがあって、自分がある。いい意識で毎試合臨めていましたし、良い状態です」と好調であることを明かした。

 コパ・アメリカ(2019年)以来のA代表に召集された前田にとって、自身初のW杯アジア最終予選。同選手は「厳しい戦いにはなっていますし、勝たないといけない試合は全試合そういうものです。その中で得点やチャンスメイクをしないといけないので、そういった部分を出していきたいと思います」と現状に言及。
続けて「日本はW杯に出場しないといけません。難しい試合はこれからもたくさんありますが、一試合ずつ勝っていければと思います」と胸中を明かした。

 ここまで行われた最終予選に全試合に出場している同ポジションの大迫勇也ヴィッセル神戸)との熾烈なスタメン争いについて、前田は「自分は練習から100パーセントで取り組むことを心掛けています。がむしゃらにやって、そこを見せたいです」と意気込むとともに自身の武器については「スピードは負けないと思います。それ以外のところではまだまだ他の選手に勝てるとは思っていないので、いろんなものを盗んでいきたいです。単純なスピードと、それを何度も繰り返せるところは自分の武器」と語った。