アトレティコ・マドリードに所属するフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンがサウジアラビア移籍について語りつつ、自身の将来的なアメリカ移籍を示唆した。11日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。


 今夏の移籍市場ではサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブが豊富な資金力を駆使して目立った動きを見せた。ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWカリム・ベンゼマ、ブラジル代表MFファビーニョやイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンなど数多くの有力選手たちが活躍の場をサウジアラビアへと移し、サッカー界の勢力図に異変が起きつつある。

 そんななか、フランス代表の副キャプテンを務めるグリーズマンは、12日に行われるドイツ代表との親善試合を前にした記者会見に出席し、サウジアラビア移籍について尋ねられると「サウジに行った人たちの気持ちは理解できる。欧州でお金をたくさん稼いでいても、自分の子供や孫を守りたいと思う人もいると思うし、それは普通のことだ」と自身の見解を明かした。

 続けて「それに移籍する彼らもサウジで良いプレーをして、その才能を示さなくてはならないだろう。僕もサウジに? 僕には家族と3人の子どもがいる。
難しい決断になるだろう。でも皆も知っている通り、僕の目標は今もMLS(メジャーリーグ・サッカー)だ」と将来的なアメリカ移籍を示唆した。

 サウジアラビアへの移籍について理解を示すと共に、自身の将来的なアメリカ移籍を示唆したグリーズマン。キャリア終盤にはアメリカへと活躍の場を移すこととなるのだろうか。