アトレティコ・マドリードに所属するアルバロ・モラタが、“宿敵”撃破への喜びを語った。24日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。


 ラ・リーガ第6節が現地時間24日に行われ、アトレティコ・マドリードは本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』にて“宿敵”レアル・マドリードと対戦した。4分にモラタのヘディングシュートで先制したホームチームは18分にアントワーヌ・グリーズマンが追加点をマーク。35分に1点を返されるも、46分にモラタが再びヘディングでゴールネットを揺らすと、その後は反撃を許さず3-1でゲームを締め括った。

 今シーズン最初のマドリード・ダービーに快勝したアトレティコ・マドリード。2ゴールの活躍で“宿敵”レアル・マドリード撃破に大きく貢献したモラタは「バレンシア戦(0-3)はまったく良くなかったし、ローマ(チャンピオンズリーグのラツィオ戦)でも快適ではなかったので、今日の試合では“ビタミン注射”が必要だった。試合はもう終わったし、重要な1週間を控えているので、これからも戦っていくよ」とコメントしつつ、次のように自身の成長への実感を語った。


「時間が経つにつれて僕が改善したことが1つあるとするならば、それは精神的により準備ができているということだ。精神的に成熟している時に、引退の瞬間が段々と近づいているのは残念だ。僕のこれまでのキャリアにおいて、自分の仕事が評価されていると感じた時もあれば、評価されていないと感じた時もある。僕が望んでいることは、アトレティコでタイトルを獲得してから引退することだ」

 今夏には退団の可能性が報じられながら、今シーズンここまで5試合の出場で3ゴールを挙げているモラタ。現在30歳とベテランの域に達しつつあるストライカーは「僕たち全員がアトレティコのシャツのためにプレーし、全員が同じ目標を念頭に置いていることを示している。リーグやチャンピオンズリーグのタイトルを熱望しているんだ」と、今シーズンのタイトル獲得への意欲を示した。