かつて鹿島アントラーズ、大宮アルディージャを率いた石井監督は、2019年12月にタイ・リーグ1(1部)のサムットプラーカーン・シティの監督に就任。21年12月からはタイの名門ブリーラム・ユナイテッドを指揮し、1年目から国内3冠(タイ・リーグ1、タイFAカップ、タイリーグカップ)を達成し、年間最優秀監督賞を受賞した。翌シーズンもクラブを国内3冠へ導き、タイ史上初の偉業を果たした。
約4年間、タイサッカーに携わり、自身初となる代表監督に就任した石井監督は、タイ代表の可能性について「僕が日本にいてACLで対戦した時よりも、サッカーの質が良くなっている。個人の能力でもある部分では日本人選手よりも勝っていると思う。4年間タイにいてそう感じているので、そこをさらに伸ばしながら、改善するところは改善していきたい」とコメント。「攻撃が好きな選手たちが多いので、攻撃に行く時のスピード感や守備の時もアグレッシブに相手のボールを狩りに行く姿勢は、日本人よりもあると思います。
「明日はチャレンジをして、タイ代表の選手たちの力を100%出してもらえれば。もちろん勝ちたいですけど、そこが出せれば結果はどちらでもいいかなと思っています。積極的にボールを奪うこと、得点を狙うこと。そういったメンタリティで戦うための準備を働きかけて、90分戦ってもらえればと思います」と意気込んだ。
日本代表史上初の“元日決戦”となる『TOYO TIRES CUP 2024』は、明日1月1日(月・祝)国立競技場にて14時キックオフ。NHK総合テレビで全国生中継される。