8日、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』での“マドリード・ダービー”に臨んだレアル・マドリード。前節エスパニョール戦に敗れたことで、2位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差が『1』にまで縮まっており、敗れれば首位陥落となる中、35分にMFオーレリアン・チュアメニのPK献上から先制点を許してしまった。それでも、後半開始早々にFWキリアン・エンバペが同点ゴールを決めると、その後は何度も相手ゴールに襲いかかる。が、クロスバーに嫌われるなど逆転には至らず。このまま1-1でタイムアップとなった。
今月1日のエスパニョール戦に続いて、同試合でも正否が問われる判定に左右されたレアル・マドリード。ルーカス・バスケスは思うところのある様子だが、「審判について話すつもりはない。僕が制裁を受ける可能性もあるからね」と不満を押し殺した。
また、首位防衛に成功したものの、勝利を逃した悔しさを口にした同選手は「チームは試合を通じて勝利を目指したけど、結果は不十分だったと思う」とし、「まだ首位にいる。後半は最前線の明確さが増し、多くのチャンスを作っただけに、結果には満足がいかない。ピッチ上を見渡す限り、勝利を目指したのは1チームだけだったようだ」と積極性を欠いた相手を皮肉った。
リーグ戦2試合未勝利と足踏みをするレアル・マドリードの次戦は、11日に行われるチャンピオンズリーグ・プレーオフ1stレグのマンチェスター・シティ戦。
このような状況を跳ね返すのを得意としてきたレアル・マドリードは、今回も逆境を乗り越えることができるのだろうか。