ここまで5勝7分8敗の成績で勝ち点「22」を獲得し、現在14位につけるスタッド・ランス。
このような状況下で迎える今節は、ここまで8勝6分6敗の勝ち点「30」で8位につけるリヨンの本拠地に乗り込む。スタッド・ランスに所属する伊東純也はスターティングメンバーに名を連ね、関根大輝はベンチスタート。中村敬斗は当初ベンチメンバーに入っていたものの、直前にメンバーから外れている。
試合の均衡が破れたのは36分。リヨンが敵陣に入ってボールを握るなか、ペナルティエリア手前で相手をかわしたラヤン・シェルキが右サイドへ展開。待っていたコランタン・トリッソが最終ラインとGKの間にクロスボールを送ると、飛び込んだニコラス・タグリアフィコがダイレクトで押し込み、リヨンが先手を取った。
リヨンの1点リードで後半へ折り返すと、68分には追加点が生まれる。リヨンがペナルティエリア手前中央やや右寄りの位置でフリーキックを獲得すると、キッカーを務めたシェルキはふわりとした浮き球のボールをチョイス。フリーでボックス内へ飛び込んだトリッソがヘディングシュートを沈め、リヨンがリードを広げた。
終盤に入った79分には、リヨンが自陣でボールを奪ったところからカウンターへ。
スタッド・ランスは3点ビハインドとなってもなかなか反撃の兆しを見せられず、伊東も序盤からクロスボールを上げる場面こそあれど、フィニッシュまで持ち込む場面は皆無。87分には途中出場していたザビがトリッソへのファウルでレッドカードを提示され、10人で戦うことを強いられる。
するとリヨンは後半アディショナルタイム、敵陣右サイド内側のスペースを駆け上がり、スルーパスを引き出したシェルキがグラウンダーのボールを通し、最後はミカウターゼが仕留める。4点目を奪い、試合はタイムアップを迎えた。
この結果、スタッド・ランスはリーグ・アンで10試合未勝利となった。伊東は88分、関根との交代でピッチを後にしている。一方で、勝利したリヨンはリーグ・アンで5試合ぶりに白星を掴んだ。
次節は16日に行われ、スタッド・ランスはホームでアンジェと、リヨンは敵地でモンペリエと、それぞれ対戦する。
【スコア】
リヨン 4-0 スタッド・ランス
【得点者】
1-0 36分 ニコラス・タグリアフィコ(リヨン)
2-0 68分 コランタン・トリッソ(リヨン)
3-0 79分 ラヤン・シェルキ(リヨン)
4-0 90+3分 ゲオルゲス・ミカウターゼ(リヨン)