アウェイ3連戦を終え、ついに迎えたホーム開幕戦。51,009人の大観衆が埼玉スタジアム2002に詰めかけた中、柏レイソルとの一戦は前半の2失点が響き敗戦を喫した。
浦和レッズは開幕から2分け2敗と勝利がなく、第4節終了時点で19位と苦しい立ち上がりとなっている。

 センターバックの一角を担う新加入のブラジル人DFダニーロ・ボザは、開幕から4試合連続で先発フル出場を果たした。1月25日に完全移籍加入でのクラブ間合意に達し、開幕約2週間前にチームに合流。合流間もないがマチェイ・スコルジャ監督の信頼を早くも勝ち取り、フル稼働を続けている。柏戦ではスピードを生かした守備対応に加え、セットプレーでも存在感を示したが「2失点で負けてしまったので、受け入れないといけない」と肩を落とした。

 ダニーロ・ボザは母国ブラジルでサントスやヴァスコ・ダ・ガマといった名門クラブでプレーした経験を持つ。「この浦和のエンブレム、浦和がどれだけのビッグクラブなのか。それをもう一度意識して、姿勢を変えるべき」と説く。「日本に来る前から日本一のサポーターがいることは知っていましたが、埼玉スタジアムのピッチに立った感想としては本当に素晴らしかった。ただ、我々の姿勢が十分ではなかったため、勝利を届けることができず申し訳ない」と話した。また初挑戦のJリーグで感じた手応えや難しさについては「世界中どこに行っても似たような難しさはあります。特にJリーグはダイナミックでダイレクトでつなぐような場面がある。
そこにさらに合わせていく必要がある」とさらなる適応を誓った。
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