セリエA第28節が8日に行われ、首位インテルが最下位モンツァを3-2で下した。試合後の選手コメントをイタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えた。


 “ネッラズーリ”は2点を先行されたものの、前半終了間際にオーストリア代表FWマルコ・アルナウトヴィッチが1点を返し、1点差で後半へ。64分にトルコ代表MFハカン・チャルハノールが鋭いミドルシュートを突き刺して追いつくと、77分にオウンゴールで逆転に成功する。インテルは3-2で勝利し、9日にフィオレンティーナ戦を控える2位ナポリとの暫定勝ち点差を「4」に広げた。

 モンツァ戦で反撃の狼煙を上げたアルナウトヴィッチは試合後、「この勝利には重みがある。まだ終わっていない。カンピオナートはまだまだ長い道のりが残っている。チームの一員であることを誇りに思っているが、数試合でプレーした以外、何も成し遂げていない。難しいだろうが、僕たちは全部で勝つことを目指す」と勝利を評価した。

 また、チャルハノールは「彼ら(モンツァ)を過小評価することはできない。彼らは良い集団で、僕たちを苦しめた。そして僕たちは全てを出し切って支配し、勝利に値した」と試合を振り返ってコメント。セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグとの3冠について聞かれると、「僕たちは3冠に挑みたい。
そのメンタリティは正しい。ファンに何か重要なものを捧げたいんだ」と、偉業達成への意欲を示した。

 さらにドイツ人DFヤン・アウレル・ビセックは「3冠は100%可能だ。僕たちは全ての大会に勝つ見込みがある。フォーカスを続けて、どうなるか見てみよう」と、クラブ史上15年ぶり2度目のトレブル達成へ楽観的な姿勢を示した。

 インテルの次戦は11日に行われ、チャンピオンズリーグ・ラウンド16のセカンドレグでフェイエノールトと対戦。2-0のリードで『サン・シーロ』にオランダの名門を迎え撃つ。
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