アーセナルはアンドレア・ベルタ氏を新しいスポーツディレクター(SD)として迎え入れることに合意したと、9日イギリス『ジ・アスレティック』など各メディアが報じている。

 2024年11月にエドゥ前SDが突如として退任して以降、暫定的にジェイソン・アイト氏がその穴を埋めていたが、ようやくアーセナルの新SDが決まることになるようだ。


 アーセナルOBであり現在スパルタ・プラハでSDを務めるトーマス・ロシツキー氏や、パリ・サンジェルマンのルイス・カンポス氏らが候補に挙げられていたが、元アトレティコ・マドリードのベルタ氏が就任に近づいている。

 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「ベルタ氏は来週の初めにアーセナルとサインする。複数のオファーがあったが、彼はアーセナルを全面的に優先した。書類の準備も整っており、契約は締結される予定だ」と報道している。

 イタリア人のベルタ氏は、2013年5月にアトレティコ・マドリードのテクニカルディレクターになると、2017年7月にSDに昇進。ディエゴ・シメオネ監督とともに、同チームをレアル・マドリードやバルセロナとリーグタイトルを競わせるチームにまで成長させ、2025年1月に退任した。

 アーセナルは夏の移籍市場に向けて、ニューカッスルのアレクサンデル・イサクやライプツィヒ所属のベンジャミン・シェシュコに関心を寄せていると伝えられている。ベルタ氏はその手腕を発揮し、チームを成功に導けるのか大きな期待がかかる。
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