先制点を決めた横浜FMのFW遠野大弥は試合後、「僕の持論ですけど、右足だとコントロールが利きますけど、左足だと多少ダメ元なシュートでも『左足だから』という気持ちの余裕があったりするので、それがうまくいった」と、ピッチ中央でボールを受け、ドリブルで前進してから豪快に左足を振り抜いて決めた先制点を振り返った。
試合展開としては横浜FMは押し込まれる時間が続いた。遠野は「我慢強くやるところはできてきていますし、そういったところは焦らずやれているから、それは成長かなと思います」と、焦れずに時間を進める中でチャンスをものにしたところへの手応えを口に。
一方で、もちろん試合運びへの課題にも言及し、「一人ひとり、どういう立ち位置、距離感、つながりを持つことを意識して、判断のスピードを上げていけば、もっと楽になるというか、自分たちで(ボールを)失わずにやれた試合だったと思います」と、ミスもあった中で、自分たちの時間をもっと作れるようにしないといけないと話した。
横浜FMはAFCチャンピオンズリーグエリートを含めた連戦が開幕前から続いたが、インターナショナルマッチウイークに入るため、ここでひと呼吸おける。遠野は課題に対して「伸びしろしかないですね。やっていて、できないとは思いませんし、『もっとこうしたら』という場面がたくさんあったので、一人ひとり話をして、コミュニケーションを取ってやっていきたいです」と、連携を高めて4月に向かいたいとしている。
【動画】遠野がドリブル突破から豪快弾