最前線のポジションで4試合連続スタメンとなったFWイッサム・ジェバリは2得点をマークし、勝ち点1獲得の立役者に。「個人としては2得点できたので、すごく大きな収穫がありました。ハラハラする展開でドローという結果になりましたが、改めてJリーグはどのチームがどのチームを破ってもおかしくない。拮抗したハイレベルなリーグだとつくづく感じました」と振り返った。
まずは43分、佐々木翔悟が持ち上がりファン・アラーノへ縦パスを通す。このパスが相手DFに当たり、ゴール方向へと流れたボールをジェバリは見逃さなかった。GK藤田和輝との1対1を制し、ゴールネットを揺らした。後半に入り67分には右サイドから攻撃を仕掛けると、アラーノの折り返しをジェバリがワンタッチで合わせてゴール左下へと流し込む。どちらもアラーノとの連携で奪ったゴールとなった。「アラーノとは旧知の仲です。
一昨季にG大阪に加入したジェバリは、リーグ戦29試合で5得点を記録。昨季は出場機会を減らし、リーグ戦18試合2得点だった。今季は第7節終了時点で“昨季超え”を達成。Jリーグキャリアハイ更新へ、視界は良好だ。「サポーターからの期待も感じますし、より多く得点を決めたいと思っています。日々磨きをかけて準備していきたい」とジェバリ。「集中力を切らさず、ブレずに準備を続けてきました。チームが必要な時に助けになれるように。これからも続けていきます」と今後を見据えた。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)