ACLエリートの影響で後ろ倒しとなっていた一戦。
試合早々の4分、横浜FMにアクシデントが発生。ジェイソン・キニョーネスが負傷交代し、トーマス・デンが途中出場することに。そして7分、川崎Fがカウンターからチャンスを作ると、今季初スタメンとなった大関友翔のJ1初ゴールで先制点を奪った。
その後、横浜FMが試合を優位に進め、対する川崎Fは守備を固めながらカウンターの機会をうかがう展開が続く。すると41分、ヤン・マテウスがボックス外から左足を振り抜くと、シュートはゴール左下に吸い込まれる。横浜FMが試合を振り出しに戻し、1-1というスコアで試合を折り返した。
後半、川崎Fの長谷部茂利監督は河原とマルシーニョを下げ、脇坂泰斗と山本悠樹を投入。この采配が功を奏し、今度は川崎Fが主導権を握っていく。すると67分、セサル・アイダルがセンターサークル付近でパスを受けると、少し持ち出して左足を一閃。
一方の横浜FMも徐々にリズムを取り戻していくと89分、途中出場の天野純がゴールを奪い、またしても同点に追いつく。さらに後半アディショナルタイム3分には、ゴール前に詰めていたヤン・マテウスがこぼれ球を押し込み、土壇場でリードを奪った。
しかし試合はまだ終わらない。後半アディショナルタイム10分、右CKから高井幸大がヘディングシュートを叩き込み、ゴールネットを揺らす。終盤に怒涛の展開を見せた試合は、3-3の引き分けという結果に終わった。
次節は12日に行われ、川崎Fはアウェイで清水エスパルスと、横浜FMはアウェイでアビスパ福岡とそれぞれ対戦する。
【スコア】
川崎フロンターレ 3-3 横浜F・マリノス
【得点者】
1-0 7分 大関友翔(川崎F)
1-1 41分 ヤン・マテウス(横浜FM)
2-1 67分 セサル・アイダル(川崎F)
2-2 89分 天野純(横浜FM)
2-3 90+2分 ヤン・マテウス(横浜FM)
3-3 90+10分 高井幸大(川崎F)
【動画】高井幸大が後半AT10分に劇的な同点弾!