ラ・リーガ首位を走るバルセロナは前節、『エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス』にセルタを迎えた。
試合は白熱の展開となったが、ベンチではフラストレーションを溜める選手の姿もあった。後半に入ってウォーミングアップを命じられながら、最後まで出番を告げられることのなかったファティは、ベンチ側に置いてあったクーラーボックスを蹴り飛ばす行為が映像に撮られている。同様に、フォルトもチームが劇的勝利を成し遂げたにもかかわらず、試合終了後には怒りを露わにしてドレッシングルームへ引き上げる姿が目撃されていた。
フリック監督はマジョルカ戦の前日会見にて、ファティとフォルトの行動に触れ、「彼らが現状に満足していないこと、失望していることは理解できる。私もかつてはプロフットボーラーだった。選手というのは常に、チームの一員になりたい、自分がプレーできることを示したいと思うものだ」と発言。今季の公式戦出場が9試合のみとなっているファティと、14試合にとどまっているフォルトの気持ちを汲み取った。
一方で、「彼らの気持ちは理解できるが、行動は理解できるものではない」と断罪。
「彼らがプレーしたピッチで、リアクションを見ることはできる。その時こそ、強烈な反骨心を見せる時だ。今回のように、出られなかった時ではない。私はピッチの外ではなく、トレーニングや公式戦のピッチのなかで、彼らのリアクションを見たいんだ」
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