前節終了時点で、マンチェスター・ユナイテッドは10勝8分15敗の成績を残し、勝ち点「38」を獲得。
試合の均衡は23分に破れる。マンチェスター・ユナイテッドのビルドアップの場面、左サイド大外でボールを持ったパトリック・ドルグに対して、縦スライドで寄せて行ったアダム・スミスがボールを奪うと、右サイドからクロスボールを送る。中央へ飛び込んだエヴァニウソンが落とすと、最後はアントワーヌ・セメニョが左足でシュートを叩き込み、ボーンマスが先手を取った。
ボーンマスの1点リードで後半へ折り返してからも、マンチェスター・ユナイテッドはセットプレーを除くとなかなかフィニッシュまで持ち込むシーンを作り出せない。それでも、70分にはボーンマスがアクシデントに見舞われる。ヌサイル・マズラウィに対して寄せたエヴァニウソンが、軸足の左足を滑らせたことで深いタックルを入れてしまい、OFR(オンフィールドレビュー)を経てレッドカードが提示。ボーンマスは残り時間を10人で戦うこととなる。
数的優位となったマンチェスター・ユナイテッドは猛攻をスタート。この姿勢が実ったのは9分間の後半アディショナルタイム。
試合はこのままタイムアップ。この結果、マンチェスター・ユナイテッドは土壇場で今季最多タイのプレミアリーグ3連敗を回避した。一方のボーンマスは逃げ切りに失敗し、来季の欧州カップ戦出場権獲得に向けて、手痛い結果となった。
この後、マンチェスター・ユナイテッドは5月1日、EL・準決勝ファーストレグでアスレティック・ビルバオの本拠地に乗り込む。一方で、ボーンマスは3日、次節のプレミアリーグでアーセナルと敵地で対戦する。
【スコア】
ボーンマス 1-1 マンチェスター・ユナイテッド
【得点者】
1-0 23分 アントワーヌ・セメニョ(ボーンマス)
1-1 90+6分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)
【ゴール動画】エヴァニウソン→セメニョでボーンマスが先制