ユルゲン・クロップ前監督の長期政権が終焉を迎え、アルネ・スロット監督の下で新たなスタートを切った今シーズンのリヴァプール。
リヴァプールはホームの大声援を背に序盤から主導権を握ると、3分にモハメド・サラーがアレクシス・マック・アリスターとのパス交換から際どいシュートを放ち、10分には左CKの流れからライアン・フラーフェンベルフがオーバーヘッドでゴールを狙う。しかし、12分にジェームズ・マディソンの右CKからドミニク・ソランケにヘディングシュートを叩き込まれ、1点のビハインドを負うこととなった。
それでも16分、右サイドで起点を作ったサラーがボックス内右へスルーパスを送ると、走り込んだドミニク・ソボスライがグラウンダーでゴール前へ折り返し、ルイス・ディアスがダイレクトでゴールへ流し込む。24分には敵陣深い位置でボールを奪うと、マック・アリスターがボックス手前中央から左足の強烈なミドルシュートを突き刺し、失点からわずか12分で試合をひっくり返した。
勢いに乗るリヴァプールは34分、マック・アリスターの左CKからコーディ・ガクポがボールをキープすると、細かいタッチから右足でゴール左下隅に流し込み3点目を獲得。そのまま2点リードで前半を終えた。
2点ビハインドのトッテナムは後半開始と同時にパペ・マタル・サールとデヤン・クルゼフスキを投入するも、リヴァプールは主導権を渡さない。連動したプレスで相手の前進を阻み、鋭いショートカウンターからチャンスを創出する。
69分にはトレント・アレクサンダー・アーノルドのサラーへのラストパスがデスティニー・ウドギーのオウンゴールを誘発。余裕の展開となると、76分には遠藤航がA・アーノルドとの交代で投入され、右サイドバックのポジションに入った。そも後もトッテナムを押し込み続けたリヴァプールは5-1で試合を締め括り、『アンフィールド』に詰め掛けた大観衆の前で歴代最多タイとなる20度目の国内リーグ制覇を決めた。
次節は5月5日に行われ、リヴァプールはチェルシーと、トッテナムはウェストハムといずれもアウェイで対戦する。
【スコア】
リヴァプール 5-1 トッテナム
【得点者】
0-1 12分 ドミニク・ソランケ(トッテナム)
1-1 16分 ルイス・ディアス(リヴァプール)
2-1 24分 アレクシス・マック・アリスター(リヴァプール)
3-1 34分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)
4-1 63分 モハメド・サラー(リヴァプール)
5-1 69分 デスティニー・ウドギー(オウンゴール/リヴァプール)
【スタメン】
リヴァプール(4-2-3-1)
GK:アリソン
DF:A・アーノルド(76分 遠藤航)、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:フラーフェンベルフ、マック・アリスター(83分 ヌニェス)、サラー、ソボスライ(68分 C・ジョーンズ)、ガクポ(68分 ジョッタ)
FW:L・ディアス(76分 エリオット)
トッテナム(4-3-3)
GK:ヴィカーリオ
DF:スペンス、ダンソ、B・デイヴィス、ウドギー
MF:A・グレイ(46分 サール)、ベリヴァル、マディソン(46分 クルゼフスキ)
FW:B・ジョンソン、ソランケ(68分 リチャーリソン)、テル(68分 オドベール)
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