レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツは、将来の移籍先としてバイエルンを望んでいるようだ。6日、ドイツメディア『ビルト』が報じている。


 現在21歳のヴィルツは、17歳と15日でブンデスリーガデビューを飾って以来、着実に成長を遂げ、今シーズンでクラブ在籍5年目を迎えた。。昨シーズンから背番号「10」を与えられると、公式戦49試合で18ゴール20アシストを記録。クラブをブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に導く立役者となった。

 近年はバルセロナやレアル・マドリード、マンチェスター・シティから関心を寄せられているヴィルツ。2027年6月まで現行契約を残していることから、レヴァークーゼンは莫大な移籍金を要求すると見込まれている。現在は、ケヴィン・デ・ブライネの退団が決まっているマンチェスター・シティや、シャビ・アロンソ監督の就任が噂されるレアル・マドリードへの移籍を取りざたされる状況だ。

 そんななか、ドイツメディア『スカイスポーツ』は、ヴィルツの去就について「レヴァークーゼンは国内の盟主であるバイエルンへの流出を何としても防ぎたいと考えている」と伝える一方で、「バイエルンはヴィルツ側と水面下で交渉を進め、獲得に自信を深めているようだ」と報じていた。

 そして今回『ビルト』は、ヴィルツのバイエルン移籍報道に拍車をかけるように「バイエルン移籍がますます現実味を帯びてきた」と指摘しており、移籍の時期については不明なものの「ヴィルツは指揮官に自身の希望を伝えた」と、バイエルン行きが本人の意向であることを強調している。
編集部おすすめ