国際サッカー連盟(FIFA)は7日、FIFAクラブワールドカップ2025の出場権獲得をかけたプレーオフの開催を発表した。

 6月14日から7月13日にかけてアメリカ合衆国で開催される通算21回目のクラブW杯。
2023年までの同大会は、各大陸王者に加えて開催国代表が参加する7チーム制のノックアウトトーナメント方式として毎年開催されていた。しかし、リニューアルに伴って今大会から各大陸内でポイントなどの選出基準を設けて4年に1回、計32チームでグループステージと決勝トーナメントを行うレギュレーションに変更。今年はリニューアル後第1回目の大会となる。

 レアル・マドリード(スペイン)などのビッグクラブに加えて明治安田Jリーグから浦和レッズも参加する今大会は、昨年12月にグループリーグの組み合わせ抽選会が実施。しかし、開催に向けて準備が進むなか、FIFAは今年3月にクラブ・レオン(メキシコ)をクラブW杯から除外することを発表した。問題となったのは、同じくクラブW杯に参加するパチューカ(メキシコ)とクラブ・レオンが同一オーナーである『グルーポ・パチューカ』によって所有されている点。レオンは大会規則を満たしていないため参加権が剥奪されることになった。

 そんななか、FIFAはロサンゼルスFC(アメリカ)とクラブ・アメリカ(メキシコ)によるクラブW杯出場権をかけたプレーオフの開催を決定。試合に関する日程や会場などの詳細は未確定であるものの、勝者はクラブ・レオンに代わって本大会のグループDに組み込まれることになる。なお、グループDにはフラメンゴ(ブラジル)、エスペランス(チュニジア)、チェルシー(イングランド)が所属。果たして“最後の一枠”を勝ち取るのはどちらのクラブになるのだろうか。
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