リーグフェーズを4位で突破したトッテナムは、ラウンド16でAZと激突。
試合の前半は、互いにセットプレーで相手ゴールを脅かす。8分にボデ/グリムトが左サイドでコーナーキックを得ると、キッカーを務めたパトリック・ベルグが右足でインスイングのクロスを入れる。ボールはゴール手前を通過して大外に流れ、オーレ・ディードリック・ブロンベルクが胸トラップから右足でシュート。しかし、ニアを狙ったボレーはわずかに枠を外れた。
一方のトッテナムも、22分にドミニク・ソランケがペナルティエリア手前で倒されフリーキックを獲得。ペドロ・ポロが放ったシュートは壁上から落ちながらゴールマウスを捉えたものの、GKニキータ・ハイキンのセーブに防がれた。31分にはボデ/グリムトもフリーキックでビッグチャンスを創出。ボックス右角よりベルグが鋭いボールを蹴り込み、強烈なシュートが枠の左上へ。
そんななか、63分にトッテナムがスコアを動かす。前線からのプレスで相手のパスミスを誘発し、左サイドでコーナーキックを奪取。マティス・テルが柔らかいクロスをファーに蹴り込むと、待ち受けるクリスティアン・ロメロが打点の高いヘディングで反応。ゴール前に折り返したボールをソランケが押し込み、アウェイチームが先制に成功した。
さらに6分後、カウンターからデスティニー・ウドジェが左サイドをドリブルで持ち運び、中央のパペ・マタル・サールを経由して右サイドに展開。デヤン・クルゼフスキが自身の右側を駆け上がるP・ポロに短く繋ぐと、ワンタッチでゴール方向にクロスを入れる。ボールはポストに弾かれてネットを揺らし、GKも動くことができずにゴールイン。トッテナムが貴重な追加点を挙げた。
結局、そのままセカンドレグは2-0で終了。トッテナムが2戦合計5-1でボデ/グリムトを破り、決勝進出を決めた。EL決勝は21日に『サン・マメス』で開催され、トッテナムはマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。
【スコア】
ボデ/グリムト 0-2(2戦合計:1-5) トッテナム
【得点者】
0-1 63分 ドミニク・ソランケ(トッテナム)
0-2 69分 ペドロ・ポロ(トッテナム)