エヴァートンがトッテナムに所属するブラジル代表FWリチャーリソンに関心を寄せているようだ。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 現在27歳のリチャーリソンはフルミネンセやワトフォードを経て、2018年夏にエヴァートンへ完全移籍加入。4年間で公式戦通算152試合出場53ゴール14アシストという成績を残すと、2022年夏には6000万ポンド(現在のレートで約115億円)の移籍金でトッテナムへ活躍の場を移した。同クラブではここまで公式戦通算87試合に出場し、20ゴール10アシストをマークしている。

 在籍3年目の今シーズンは度重なる負傷もあり、出場機会が激減しているリチャーリソン。クラブとの現行契約は2027年6月末まで残されているが、即戦力の獲得に向けた資金調達をするべく、今夏に放出される可能性もあると報じられている。

 そんなリチャーリソンに関心を寄せているのが古巣エヴァートン。イングランド代表FWドミニク・カルヴァート・ルーウィンとの現行契約が今夏で満了となることや、ギニアビサウ代表FWベトに移籍の可能性が浮上していることを考慮し、今夏の移籍市場でストライカーの補強を画策しているという。報道によると、デイヴィッド・モイーズ監督はリチャーリソンの能力を高く評価しているとのこと。実現には至らなかったが、今冬にはレンタルに向けて動いていたようだ。

 仮に今夏のエヴァートン移籍が実現した場合、リチャーリソンにとっては3年ぶりの古巣復帰となる。トッテナムはマンチェスター・ユナイテッドとのヨーロッパリーグ(EL)決勝に集中しており、現時点では選手売却に関する具体的な計画は立てていない模様だ。
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