史上2人目の“エル・クラシコ”4連勝スタート…バルサ指揮官「勝利を祝いたい」

　バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”を振り返った。11日、クラブ公式サイトが伝えている。

　ラ・リーガ第35節が11日に行われ、バルセロナはレアル・マドリードと対戦。キリアン・エンバペにハットトリックを許したものの、ハフィーニャの2ゴールやエリック・ガルシア、ラミン・ヤマルのゴールで4－3で逆転勝利を収めた。この結果、今季残り3試合となった中で、バルセロナはレアル・マドリードとの勝ち点差を「7」に広げることに成功している。

　また、昨夏から指揮を執っているフリック監督は今季の“エル・クラシコ”で4連勝を飾ったことで、イギリスメディア『Squawka』によると、ジョゼップ・グアルディオラ監督（現在マンチェスター・シティ監督）に続いて、最初の“エル・クラシコ”4試合で勝利を収めた史上2人目の指揮官になったという。

　また、データサイト『OPTA』によると、今季の“エル・クラシコ”4試合で16ゴールを挙げたバルセロナは、1929－30シーズンのエスパニョールと2011－12シーズンのバルセロナ（ともに13ゴール）を上回り、レアル・マドリード相手に1シーズンで史上最多のゴール数を記録したチームにもなったようだ。

　2点差から逆転に成功した試合後、フリック監督は「チームのメンタリティは信じられないほどだ。ミラノでの敗戦後にもかかわらず、彼らには0－2から巻き返す力がある」と賛辞を送りながら、次のように続けた。

「クラブに来た時には常に目標は持つもので、特にバルセロナでは常にタイトルを獲得しなければならない。仕事はまだ終わっていない。守備面でより一貫性を持たせる必要があるが、3日ごとに試合があるので、トレーニングすることは非常に難しくもある」

「勝利を祝わなければならない。クラブ全体とファンのためにとても嬉しく思っている。雰囲気は信じられないほど素晴らしく、本当に感謝している」

　なお、残り3試合で2位レアル・マドリードと勝ち点差を「7」となっているものの、フリック監督は「何が起きるかはわからない」と気を緩めてはならないことを強調した。

「私たちは良い位置にいるけど、あと3ポイントが必要だ。できるだけ早くそれを獲得することが私たちの目標だ。どの試合も厳しいものになるだろうけど、私たちにはクオリティがある。できると信じているよ」


【ハイライト動画】バルセロナvsレアル・マドリード