アメリカの女子プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズさんの夫としても知られているオハニアン氏は、これまでも女子サッカーに投資しており、エンジェル・シティー(アメリカ)の筆頭株主だったが、2024年に1億9230万ポンド(約372億円)という当時の女子スポーツチームの最高額で売却されている。そのほか、ゴルフリーグの『TGL』の株式も保有するなど、推定純資産は1500億ドル(約22兆円)とされている。
そんなオハニアン氏は今回、2000万ポンド(約39億円)相当でチェルシー・ウィメンの株式の8~10パーセントを取得し、同時にクラブの取締役にも就任したことが明らかになった。これを受け、同氏は自身の公式X(旧ツイッター)を更新し、次のように喜びをあらわにした。
「これまでも女子スポーツに大きく投資してきたが、今回もそうすることにした。この度、投資家兼取締役としてチェルシー・ウィメンに加わることを嬉しく思う。この象徴的なクラブがアメリカで最も人気のあるWSLのチームになる、そしてそれ以上の多くのことに貢献できる機会を得られることを光栄に思う」
「選手たちは記録を塗り替えつつある。無敗のシーズン。トレブル(3冠)も視野に入れている。しかし、これは単にタイトル獲得だけが目的ではない。彼らの才能と、彼らが当然得るべきリソース、知名度、そして敬意が、ようやく見合うものになったのだ。私は以前もこの点について正しいことを言ってきたし、これ以上のことはない」
また、背中に息子たちの名前が入ったチェルシーのユニフォーム写真を載せながら、「家族全員の準備は万端だ。