スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』の情報によると、フェラン・トーレスは14日にメディアに向けて公開されたチームトレーニングではフルメニューをこなしていたという。
クラブからの発表によると、フェラン・トーレスは病院にて急性虫垂炎の手術を受けており、無事に成功したという。だが、この手術の影響により、現地時間15日に控えたラ・リーガ第36節エスパニョール戦の遠征メンバーから外れており、欠場が決まった。ラ・リーガは残り3試合となっており、状態次第では、今季中の復帰も難しいかもしれない。
前記の通り、当初フェラン・トーレスは先発に名を連ねる予定だったため、ハンジ・フリック監督はメンバー変更の再考を余儀なくされそうだ。『ムンド・デポルティーボ』曰く、プランは2つ。1つは負傷明けのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキを、このタイミングで復帰させること。もう1つは、スペイン人FWパウ・ビクトルを、ターンオーバーを実施したラ・リーガ第34節バジャドリード戦以来、2試合ぶりに起用すること。このどちらかの決断となる見込みだ。
現在25歳のフェラン・トーレスはウイングを本職とする選手ながら、直近はセンターフォワードでの起用が増加。今季公式戦45試合のピッチに立ちながら、先発出場数は19と半数にも満たないが、19ゴール7アシストと圧巻のゴール関与数をマークしている。
なお、バルセロナは現在ラ・リーガで首位を走っている。既に今節を消化した2位のレアル・マドリードは劇的な形で3ポイントを重ねたが、今節のエスパニョール戦を勝利すれば、2試合を残して、2シーズンぶりのラ・リーガ優勝が決定する。
【画像】優勝を懸けたエスパニョール戦に臨むバルサの遠征メンバー