アトレティコ、リーグ戦4試合ぶりの黒星で3位以下が確定…オサスナは来季のEL出場に望みをつなぐ勝利

　ラ・リーガ第36節が15日に行われ、オサスナとアトレティコ・マドリードが対戦した。

　ここまで35試合を消化したリーグ戦で20勝10分5敗を記録し、勝ち点「70」の3位につけるアトレティコ・マドリード。先に今節を終えた2位レアル・マドリードが勝利したため、勝ち点差は暫定的に「8」に拡大しており、残り3試合となったラ・リーガで逆転するには白星奪取が必須の状況だ。対するオサスナは前節終了時点で11位。来季の欧州大会出場に向けて、ホームに強豪クラブを迎え撃つ。

　試合は25分にオサスナがスコアを動かす。敵陣中央でのフリーキックから右サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたブライアン・サラゴサが右足でアウトスイングのクロスを送ると、ゴール正面で待つアレハンドロ・カテナが頭で合わせる。マーカーに競り勝って放ったヘディングがネットへ突き刺さり、ホームチームが先制した。

　一方のアウェイチームも35分に決定機を作り出す。最終ラインからビルドアップを試み、コケがハーフウェイライン付近のアレクサンダー・セルロートに縦パス。前を向いて右サイドに展開し、ボールを受けたパブロ・バリオスがマルコス・ジョレンテとのパス交換から鋭いクロスを蹴り入れる。DFラインとGKの間に飛んだボールにセルロートが反応。しかし、体を投げ出しながら合わせたヘディングはGKセルヒオ・エレーラのビッグセーブに防がれた。

　後半も一進一退の攻防が続くが、互いにチャンスを生み出せないまま時間が経過。そんななか、82分にオサスナが貴重な追加点をマークする。アトレティコ・マドリードのスローインからプレーが再開されると、フラビアンエンゾ・ボヨモが鋭い出足でボールをカット。左サイドに張るキケ・バルハに配球し、右足に持ち替えながらボックス内にクロスを送る。ニアに飛び込んだアンテ・ブディミルが頭で押し込んでネットを揺らし、リードを2点に広げた。

　結局、そのまま試合は2－0で終了。オサスナが3ポイントを積み上げた。次節は18日に行われ、オサスナはホームでエスパニョールと対戦。アトレティコ・マドリードはホームでベティスと対戦する。

【スコア】
オサスナ　2－0　アトレティコ・マドリード

【得点者】
1－0　25分　アレハンドロ・カテナ（オサスナ）
2－0　82分　アンテ・ブディミル（オサスナ）