バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、ハンジ・フリック監督の契約延長を明言した。16日、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が同氏のコメントを伝えている。


 ラ・リーガ第36節が15日に行われ、バルセロナはエスパニョールと対戦。53分にラミン・ヤマルがミドルシュートで先制点を挙げると、後半アディショナルタイムにはフェルミン・ロペスがダメ押しとなる得点を決め、2-0で勝利を収めた。この結果、バルセロナは2シーズンぶりとなる通算28度目のリーグ制覇が決定。フリック監督は就任1年目にして、リーグ優勝に導いた。

 すでにスーペルコパ・デ・エスパーニャとコパ・デル・レイ(国王杯)を制覇しているバルセロナは、今シーズンの3冠を達成。宿敵レアル・マドリードには4戦全勝するなど、フリック監督の手腕が光るシーズンとなった。そんな指揮官は、2026年6月までの現行契約を2027年6月まで延長する可能性を伝えられていたが、ラポルタ会長が契約延長することを明言。スペインのラジオ局『RAC1』に対して、以下のように語った。

「ハンジ(フリック)の仕事ぶりにはとても満足している。彼はチームを好転させ、チームに闘志を取り戻してくれた。すでに(契約延長の)話し合いは済んでいる。まもなくデコSD(スポーツディレクター)が最終承認し、正式に契約延長が発表されるだろう」

さらにラポルタ会長は、「彼は今シーズンの成功の鍵を握る存在だ。
そして彼はクラブで幸せと充実感を感じ、楽しい時間を過ごしている。そして『今のプロジェクトに興奮しているし、キャリアの中で最も素晴らしい時期の一つを経験している』とも語ってくれたよ」と指揮官を功績を称えている。
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