日テレ・東京ヴェルディベレーザは18日、松田岳夫監督が2024-25シーズン限りで契約満了により退任することを発表した。

 現在63歳の松田監督は東京ヴェルディ、日テレ・ベレーザのトップチームや育成組織で指導者を歴任。
その後はJリーグやなでしこリーグ、WEリーグの複数クラブでも指揮を執り、2023-24シーズンから東京NBの指揮官に復帰した。

 今季は最終節までもつれたINAC神戸レオネッサとの優勝争いを制し、悲願のWEリーグ初優勝を果たした。しかし、その翌日に松田監督の退任が発表となった。

 松田監督は17日に行われたジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦後、「毎試合毎試合、サポーターの皆さんには背中を押され、苦しい時も励まされ、そういう意味ですごく我々のチームの一員だと思っています。最後にこうやって優勝をともに喜びあえて最高の気分です。本当にありがとうございました」と語っていた。

 また、関浩二ヘッドコーチも今季限りで退任することが発表された。関HCは東京NBのクラブ公式サイトを通じて、次のように感謝を綴った。

「この度、日テレ・東京ヴェルディベレーザとの契約満了に伴い、退任することとなりました」

「『やったぜ』—WEリーグ制覇という最高の結果で、1年半という短い期間ではありましたが、選手・スタッフとともに過ごした日々は私にとって本当に素晴らしい時間であり、かけがえのない経験となりました。心より感謝しています」

「そして、ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、クラブ関係者の方々、フロントスタッフの皆様、そして日々おいしい食事を提供してくださったスタッフの皆様にも、心より御礼申し上げます。皆様の支えと、選手・スタッフ・松田監督の指導が一体となった結果が、今回の優勝につながったと確信しています。一つだけ心残りなのは、昨日の大雨の中、応援に駆けつけてくださったファン・サポーターの皆様に、直接お別れのご挨拶ができなかったことです」

「ヴェルディに戻ってきて、改めてこのクラブが持つサッカー文化と歴史が日本一であることを実感しました。
ヴェルディのトップチームを率いる情熱あふれる城福監督をはじめ、アカデミー、メニーナの皆さんの今後のご活躍を、これからも陰ながら応援させていただきます。私自身、ベレーザに関われなくなるのは寂しい気持ちでいっぱいですが、残るスタッフやこれから加わる優秀なスタッフとともに、選手たちがさらなる黄金期を築いてくれると信じています」

「ファン・サポーターの皆様には、来季も変わらぬ、いや、さらに大きな応援を送っていただき、ぜひまたスタジアムで多くの方々とともに、新たな優勝を掴み取っていただければと思います。ヴェルディ・ベレーザに関わるすべての皆様、1年半、本当にありがとうございました」 
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